なぜ“グルコサミン”なのか?
それは、グルコサミンを摂取することでヒザなどの関節痛を和らげる効果があるからです。
関節が痛む主な原因は、(怪我を除き)軟骨が摩滅し傷つく為です。
これは、軟骨を覆う潤滑液の減少も関係します。
軟骨を再生する為にはその材料を補ってやる必要があります。
グルコサミンはヒアルロン酸の材料で、コンドロイチンと一緒になって軟骨を作ります。
だから市販の健康食品はグルコサミンとコンドロイチンはセットになっていることが多いのです。
チョット詳しく言いますと、ヒアルロン酸は体内に吸収される際、一旦「N-アセチルグルコサミン」に分解されます。
だから、効率良く摂取しようと思えば、この「N-アセチルグルコサミン」を飲む方が良いとされています。
このグルコサミンとコンドロイチンはただ摂取すれば良いという訳ではありません。
この2者の“配合”が重要で、米のDr.J・セオドサキスによれば、
グルコサミン 5 : コンドロイチン 4
が理想的配合なのだそうです。
ただ、グルコサミンは最近になって蟹の甲羅から大量生産できる様になり安価になったそうですが、コンドロイチンは鮫軟骨などから採るので、まだまだ高価らしく、この5:4の配合を実現するには商品価格的にはかなり難しいようです。
現在常用している健康食品があれば一度成分の配合比を確認される事をお薦めします。
また、これらのいわゆる『潤い成分』は、
『経口で摂取した場合は、関節疾患改善作用は無いものと医学的には考えられている。これは関節軟骨には血管が存在せず、消化管から吸収された成分が関節内に移行することが原理的に不可能なため。(Wikipedia=コンドロイチン硫酸=)』
という記述も見られる様に、市販の健康食品がどこまでヒザ痛に効果が有るのかは明確ではありません。
あくまでも、自己責任と思い込み効果…ということで。
参考